虫歯治療はすべて充填しなければならないのでしょうか

2019年2月14日

虫歯の進行度はC1〜C4まで

虫歯によって発生した欠損部(穴)を、アマルガムという合金やレジン(プラスチック)、鋳造して作成した金属インレーなどで埋めることで、歯の形態や機能を修復する治療を充填と呼びます。
学術的には「う蝕」「カリエス」と呼ばれる虫歯は、口腔内の細菌が生み出す酸によって、歯の表面を溶かして進行すること、そして虫歯の進行度はC1〜C4までの段階で表すことはすでに述べましたが、ここで改めて整理したいと思います。

C1…エナメル質に限局した状態の虫歯

C2…象牙質まで達した虫歯

C3…歯髄にまで達した虫歯(神経を取ってその後、根管治療が必要となります)

C4…C3を治療せずに放置すると歯冠部は崩壊し、歯根しか残らない状態(抜歯になるケースが多い)

充填が最も多く施されるのはC2の段階

充填が最も多く施されるのはC2の段階で、反対にC1に対しては充填を行わないことが多いです。
しかし、最近では、お子様の虫歯が減少し、逆に歯科医院が増加した影響かは不明ですが、C1でも充填をしてしまうケースが増えている、というお話も耳にします。
一度充填されると、その部位からまた虫歯が再発しやすくなってしまいますので、必要のない虫歯の充填は行わないほうが賢明であるということが言えるでしょう。
臼歯部咬合面、いわゆる咬む面の、溝にエナメル質が着色している程度の虫歯であれば、適切なブラッシングとバランスのとれた正しい食生活で進行が止まったり、再石灰化して自然に治ったりするため、充填の必要性は決して高くはありません。

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