ホワイトニング後に知覚過敏?正しい対処方法

2018年1月9日

はじめに

ホワイトニング用の薬剤の主成分は過酸化水素や過酸化尿素という成分で、これによって歯を白くすることができます。ただ、過酸化水素のデメリットとして施術中や施術後にしみたり、痛みがあったりすることがあります。歯の状態が悪い場合痛みが大きいこともあります。

ここではホワイトニング後に知覚過敏が起こった時にどういう対処法を行えばいいのか正しい対処法についてご説明します。

ホワイトニングのメカニズムとは

ホワイトニング用の薬剤の主成分は過酸化水素や過酸化尿素です。これらの成分は温度が上がると、水と酸素に分解されるため酸素が発生します。この酸素によって歯のエナメル質にある色素と結合し、色素が無色透明に分解されると言われています。

歯の表面にあるエナメル質という部分を構成しているのは無機質ですが、有機質の部分もわずかにあります。

この部分を白くしていくのがホワイトニングです。

過酸化尿素や過酸化水素はエナメル質の表面の構造を球状に変化させるため光が乱反射し、象牙質が透けて見えづらくなります。この効果をマスキング効果と呼び、歯の本来の色よし白く見えると言われています。分かりやすく言えば、すりガラスのようなものです。

知覚過敏の症状やメカニズム

知覚過敏の症状として冷たいものを食べた時にしみる・・というのがありますが、甘いものや熱いものを食べたり飲んだりした時にもしみたりします。

虫歯の時もこういった症状があるため、これだけで知覚過敏と決めつけるけることはできません。

虫歯との大きな違いに、痛みが10秒程度で治まる一時的なものだというのがあります。虫歯になると継続的に痛みが続きますが、知覚過敏だと飲んだり食べたり、歯磨きの時だけに痛みが起きます。

また、歯を叩いた時に重く響くような痛みがあると虫歯であることが多く、痛みがないと知覚過敏のことが多いです。軽いものだと自然に治ることもありますが、痛みが頻繁だったり強かったりすると、放っておいても自然に治ることはないでしょう。

では知覚過敏のメカニズムとはどういうものなのでしょうか?

歯は外から順番にエナメル質、象牙質、歯髄神経・・という構造になっており、何かの原因でエナメル質が薄くなったり、剥がれたりするとその内部にある象牙質が露出することがあります。そうなると、歯磨きの刺激や冷たいものなどによって歯髄神経に伝わってしまいしみる・・というメカニズムです。

では、象牙質が露出していると歯が必ずしみるのか?と聞かれるとそういうことではなく、症状の程度は人それぞれの体調などによっても変わってきます。

つまり、時々しみる程度だからと言って放っておくのはいけません。

ホワイトニングで知覚過敏が起こる原因

ホワイトニング用の薬剤は過酸化水素、いわゆる消毒液を濃くしたものを使っています。

消毒液を傷次に塗るとしみますが、歯でも同じことが起こっており象牙質が露出しているところは傷口と同じ状態なのでしみるのは当然です。

ただ、これは歯に対して有害なものではなく、しみるのは一時的なのでホワイトニングが終ると同時か24時間以内には治まることがほとんどです。

ホワイトニング後の知覚過敏の対処法

熱いものや冷たいものを控える

ホワイトニング後は歯の膜が剥がれた状態なので歯が敏感になるのは仕方のないことでしょう。ホワイトニング後は歯の象牙質が露出しているのでしみやすくなるため、24時間程度は熱いものや冷たいものは控えるようにしましょう。

ただ、ホワイトニング後の痛みは一過性なので、次第に治まっていきます。放っておいても自然にしみは治まってきますが、どうしても我慢できない場合は対処法もあります。

基本的に、フッ素配合の歯磨き粉知覚過敏用の歯磨き粉を使うことで対処できます。

ちなみに、虫歯にフッ素が効果的だということを考慮すれば、現在市販されているほとんどの歯磨き粉にフッ素が入っていると考えていいでしょう。

鎮痛剤を飲む

痛み止めを服用することでも知覚過敏を抑えることができますが、クリニックで処方してもらえるほか市販薬を飲んでも効果は得られます。

ホワイトニング用の薬剤の濃度を低くする

ホワイトニング用の薬剤の濃度を低くする方法もあります。ホワイトニング用の薬剤には10~20パーセントの濃度のものがあり、低い濃度のものだとしみる可能性が低いです。

もし、ホワイトニングを行っている間に痛みが起きたらホワイトニング用の薬剤の濃度を低くしてもらいましょう。

ホワイトニングの時間を短縮する

次の対処法として、ホワイトニングを施術する時間を短くすることが挙げられます。

ホワイトニングによる知覚過敏はホワイトニングの施術時間に比例しているため知覚過敏を感じた段階で中止したり、時間を短縮することでホワイトニングの知覚過敏や痛みを防止できます。

歯に薬を塗布する

さらに対処法として、ホワイトニングを行った後塗り薬を塗る方法もあります。ホワイトニング後に知覚過敏やフッ素配合の薬を塗ると、しみるのが治まると言われています。

歯周病や虫歯を治療しておく

ホワイトニングする前に、そもそも歯周病や虫歯がある方は過酸化水素を使ったホワイトニングは控えた方がいいですが、軽度の歯周病や虫歯であっても知覚過敏が起きることがあります。

なので、ホワイトニングを行う前に、歯周病や虫歯を治療しておくことをおすすめします。

歯をガードしておく

噛みしめや歯ぎしりのくせがある方は歯に亀裂が入っていることがあります。

そういった部分を治療しておく必要がありますが、軽度のものであればカバーをすることで知覚過敏を防止できますのでクリニックで相談してみるといいでしょう。

まとめ

ホワイトニングを行うとしみたり、痛みが起きたりするのは当然ですが、その原因は知覚過敏によるものなのは間違いありません。

虫歯や歯周病だとエナメル質が傷ついているため知覚過敏がより起きやすくなりますので、ホワイトニングを受ける前に治療しておきましょう。

ホワイトニングによる知覚過敏はさまざまな対処法によって軽減することができますので、ぜひここでご紹介した対処法を行っていただき、知覚過敏を防止して下さいね!

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