インプラント治療を受けることができる人とできない人とは

2017年11月6日

はじめに

インプラント治療はどんな人でも治療を受けることができると思っている方は多いようです。
実はこれは大きな間違いで、中には治療を受けることのできない方がいらっしゃいます。
インプラント治療はあごの骨に穴を開け、インプラントを埋め込む外科手術が必要です。
そのためいくつかの条件があります。
たとえば、全身疾患がある方や特定の薬を飲んでいる方、お口の中の状態がインプラント治療に適していない場合はインプラント治療を受けることができません。
ここではインプラント治療ができる人とできない人について具体的にお教えしましょう。
ぜひ、ご参考になさってみてくださいね!

インプラントのメリットとは

1.審美性が高い

入れ歯が不快だったり、入れ歯の金具が目立つのがイヤだ・・という場合でもインプラント治療なら解決することが可能です。
歯がなくなったところにインプラントを埋め込みますが、金具がついていないので見た目がきれいなのがメリットです。

2.しっかりと噛める

しっかり噛めない、発音しづらい、入れ歯が不潔になりがち・・などのお悩みがある方は多いです。
インプラント治療ならしっかりと噛んで食事をすることができます。

3.健康な歯を削らずに済む

ブリッジ治療だと抜けた歯の両隣の歯を削る必要がありますが、インプラント治療ならその必要はありません。
歯がなくなったところにインプラントを埋め込むので残された健康な歯を削る必要はないからです。
また、ブリッジ治療のように噛む時に他の歯に余計な力がかかってしまうとその歯の寿命が短くなってしまうことがありますが、インプラントだとそういった心配がないので健康な歯の寿命を延ばすことができます。

インプラント治療が向いている方

入れ歯が合わない方

 

入れ歯を何度も作り替えても合わずに困っている方は意外と多いです。
あごの骨の状態が良好で全身に疾患がなければインプラント治療は可能です。
クリニックで相談してみることをおススメします。

食事を楽しみたい方

 

入れ歯だと熱さや味が分かりづらいと言われています。
また、しっかり噛むことが難しいので好きなものが食べられないデメリットがあります。
それに、突然外れてしまうなどするため人と食事をするのがイヤになる方も多いようです。
ですが、インプラントならしっかりと味も分かりますし、硬いものでもちゃんと噛めるのでなんでも好きなものが食べられます。
咀嚼機能が回復すると唾液の分泌もさかんになるため、おいしく食事をすることが可能です。

人と接する仕事の方

 

常に人と接する仕事をしている方は口元に違和感があると仕事しづくらくなります。
さらに、接客業や営業、サービス業の方は発音がはっきりしないと仕事に支障が出ます。
インプラントならそういったトラブルを避けることができます。

激しいスポーツをしている方

 

激しいスポーツをしている方は力を入れる時に食いしばることが多いはず。
入れ歯だと強い力で食いしばると歯ぐきに負担がかかってしまいます。
ですが、インプラントなら正しい噛み合わせにできるので、力を入れて食いしばることが可能です。

メンテナンスが行える方

 

どんなに日ごろのケアがきちんとしていても、プラークはじょじょに溜まってしまうものです。
インプラントはこのプラークにより健康な歯と同様に歯ぐきが腫れてしまったり、骨が痩せてぐらつきだすことがあると言われています。
インプラントの寿命を延ばすには定期検診を受けてメンテナンスを行う必要があるわけですね。
つまり、日ごろのセルフケアに加えてメンテナンスをきちんと受けることができる人ならインプラント治療が行えます。

インプラント治療が受けられない方

インプラントはあごの骨に歯根に代わる金属を埋め込んでそこに人工歯を取り付ける治療です。
全ての方がそうというわけではありませんが、次のような方は治療を受けることの出来ない可能性が高いです。

ヘビースモーカーの方

たばこにはニコチンやタールという成分が入っており、これらは血管を収縮させる作用があります。
そうなると、インプラント手術の際に傷の治癒が遅れたり、免疫力が下がるため感染症のリスクが上がると言われています。
ヘビースモーカーの方はインプラント治療を受ける前にたばこをやめるか本数を減らすことが望まれます。
また、たばこを吸うと骨粗しょう症になりやすいのであごの骨が痩せてしまったり、プラークが溜まりやすくなるため歯周病になりやすいとも言われています。
また、次のような方もインプラント治療ができない可能性が高いです。

定期検診やメンテナンスが受けられない方

インプラントは虫歯になることはないですが、歯周病になる可能性があるので、定期検診やメンテナンスは必要不可欠です。

未成年の方

15歳未満では、まだ永久歯が生えそろっていない場合があります。また、15歳を過ぎていても20以下であれば、まだ永久歯が成長段階である可能性が非常に高いです。
インプラントはあごの骨に金属を埋め込む治療であるため、成長段階に埋め込んでしまうと骨の中に吸収され、完成に何らかの影響が出る可能性があります。そのため、骨の成長が終わる20歳まで治療を受けることはできません。

心臓病

インプラント治療は外科的手術を行いますので心臓への負担が大きいです。
日常生活において息切れがあったり、ペースメーカーを入れている、狭心症、心筋梗塞の既往歴がある方などは内科医の診断を受けて頂き、手術できるかどうかを判断します。

糖尿病

糖尿病の方は、健康な方に比べ歯周病を発症させやすくその進行も速いです。
そこで心配されるのが、インプラントの歯周病「インプラント歯周炎」です。
糖尿病の方はこの歯周炎に掛かる可能性が非常に高いため、インプラント自体の失敗リスクも高くなります。
治療を受ける前に必ず医師に相談しましょう。

骨粗しょう症

インプラント治療はあごの骨にインプラントを埋め込む治療のため、骨密度が低く骨がもろい方は治療ができないことが多いです。
骨密度と一言で言ってもさまざまで、骨粗しょう症の薬を飲んでいる方でも治療ができることもあるので、医師と相談することが大切です。

まとめ

インプラント治療が受けられない理由のほとんどは持病や生活習慣など患者さん自身の問題で、改善することが可能です。
ご自分の生活習慣や健康状態を見直すことでインプラント治療が可能になるかもしれません。
ぜひ、この機会に見直していただき歯も体も健康になるよう努めて下さいね!

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