ホワイトニングで白くできない歯とは?

2017年12月1日

はじめに

歯を白くしようと思いホワイトニングをしたものの、費用の割に想像していたような白さにならなかった・・という声を聞くことがあります。

ホワイトニングと一言で言ってもさまざまなものがありますし、施術を受けるのは人間なので歯の状態もそれぞれ違っています。その人に合ったホワイトニングというものがあり、誤った方法でいくら行っても白くなるはずもありません。

そこで、ここではホワイトニングで白くできない歯とはどういった歯なのかまとめてみました。

ホワイトニングとは

オフィスホワイトニング

ホワイトニングには2つの種類があり、クリニックで行うものをオフィスホワイトニングと呼んでいます。

この施術は過酸化水素と言われる薬剤を歯に塗って光を当て熱を加えることによって過酸化水素を水と酸素に分解し、発生した酸素によって歯の色素を分解して白くしていくものです。

ホームホワイトニング

自宅でご自分で行うホワイトニングをホームホワイトニングと呼んでいます。

ご自分専用のマウスピースの中に薬剤を入れてご自宅で装着すると、2週間程度で歯が白くきれいになります。クリニックでマウスピースを作成し、歯科医師などの指導を受けた上で行うことになっています。

このホームホワイトニングは過酸化尿素と言われる薬剤を使いますが、この薬剤は自然分解によって尿素と過酸化水素に分かれて漂白作用をもたらすと言われています。

ホワイトニングで白くならない歯とは

詰めものや被せものなど

ホワイトニングは天然の歯しか効果が得られないと言われています。人工物である詰めものや被せものなどは白くできないことが分かっています。

エナメル質が薄い歯

酸性の飲みものなどでエナメル質が溶けてしまうことがあり、エナメル質が薄いと歯が透けて見えるので象牙質の色が反映されてしまい、黄色く見えることが多いです。

ホワイトニングはエナメル質の上のぺリクルと言われるところを白くしていくものなので、酸で溶かされたエナメル質の薄い歯は白くなりづらいです。

クリニックで薬剤を塗布してもらうなどし、症状を改善してからホワイトニングを行いましょう。

加齢によって着色している歯

歳を取るにつれ歯に着色汚れが蓄積し、ホワイトニングを数回行っただけでは効果が得られない、加齢によって歯の色が濃くなってしまい黄色く見える・・などの方は多いです。

象牙質の色は加齢とともに濃くなると言われており、象牙質はホワイトニングで効果が得られません。こういった場合はホワイトニング以外の方法で歯を白くすることを考えましょう。

金属によって黒ずんでいる

被せものや差し歯などに金属を使っている方の場合、金属成分が溶け出し歯や歯と歯ぐきの間が黒ずんでしまうことがあります。これは歯の変色と言うより歯ぐきが黒ずんでいると言った方がいいでしょう。

この場合、ホワイトニングではなく歯ぐきの黒ずみを取ってもらう方がいいでしょう。クリニックで施術を行っているかどうか聞いてみるといいでしょう。

初期虫歯によるしみ

虫歯の初期症状で歯が茶色くなったり、白い斑点ができたりすることがあります。そこをホワイトニングによって白くすることは不可能です。

虫歯がある方は前もってクリニックで相談することをおすすめします。

テトラサイクリン系の薬剤による着色

テトラサイクリン系の抗生物質を子どもの頃に服用すると、歯に着色が残ってしまうことがあるそうです。軽いものだとホワイトニングも可能ですが、濃い場合はホワイトニングで白くすることは難しいと言われています。

神経がない

なんらかの理由によって神経のない歯は根本的に歯の性質が変わっているためホワイトニングが不可能だと言われています。こういった場合、ホワイトニングで歯を白くできないので上から被せものをしたり、ブリーチなどの方法を行って白くすることもあります。

象牙質やエナメル質が形成不全

遺伝的なもののせいで象牙質やエナメル質が形成不全だと、それによって歯に着色が起こる場合があります。そういった歯をホワイトニングによって白くすることはできないと言われています。

内部吸収している

けがなどで歯の神経から血が出てしまい、それによってピンクの斑点が付くことがありますが、こういった内部吸収を起こしている歯もホワイトニングで白くできないと言われています。

フッ化物によって斑点がある

フッ化物によって歯の表面のエナメル質に不透明な白く濁った変色が起きることがありますが、これもホワイトニングで白くすることはできません。

ホワイトニングで白くできない場合の方法

PMTC

これはホワイトニングとは異なり、歯の表面汚れを取り除く施術です。

歯ブラシで落とせなかった汚れやステインなどを取り除くことができ、本来の歯の白さを取り戻せます。また、ホワイトニングを受ける前にPMTCを受けると効果が上がるとも言われています。

ラミネートべニア

ホワイトニングで白くできない歯はラミネートべニアという治療を行って歯を白くすることが可能です。

ラミネートベニアとは歯の表面を薄く削りセラミック製の板を貼りつける治療です。削る面積は少ないので歯へ負担もほとんどないと言われています。

また、表面がセラミックなのでご自分の希望の色にできますし、金属を使わないので審美性も高いですし、費用についてもセラミッククラウンと比較して安く済みます。

以前から行われていた治療法ですが、最近ではさらに薄いセラミックの板を作る技術が進歩したため広く行われるようになりました。

まとめ

ホワイトニングで白くできない歯とはどんな歯かまとめてみました。ご自分の歯にあてはまるものはありましたか?

ホワイトニングは歴史も古く、長年にわたる研究によってその安全性やメカニズムは実証済みです。ですが、まだ日本では最近広がり出したばかりで、ホワイトニングについての経験や知識が豊富なクリニックは多いとは言えませんので、ホワイトニングを受ける際には経験や知識の豊富なクリニックを選ぶようにしましょう。

また、白くできない歯があるということも理解していただいた上で、施術を受けるようにしてくださいね!

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