歯が黄ばんでしまう原因と対策方法

2017年2月20日

ある日ふと鏡を見たら葉が黄ばんでいることに気がついた…そんなことはありませんか?

毎日使っている歯は、きちんとブラッシングをしていても知らない間に変色してしまうことがあります。

その原因と対策方法についてご紹介します。

なぜ歯が黄ばむ?

自然の歯の色は少し黄みがかっているのが通常です。ただし、歯の色には個人差があり、生まれつき黄みが強い方もいます。

後天的に歯が変色する原因はいくつかあります。

◎食べ物による着色

歯に着色しやすいものを多く食べる方は、歯が汚れやすくなります。歯の着色汚れをステインといいますが、食べ物にはステインを生じやすいものがあります。

 

歯の表面を覆っているエナメル質は唾液によって生成されるペリクルと呼ばれる膜で覆われています。ここにステインの原因となる色素が付着してステインを作ります。

 

ステインを作りやすいものには、次のようなものがあります。数回食べるくらいなら特に問題ありませんが、好きでよく食べる場合は注意が必要です。

 

・タンニン…コーヒー、紅茶、ウーロン茶、緑茶、バナナ、柿など

・ポリフェノール…赤ワイン、チョコレート、ココアなど

・アントシアニン…ブルーベリー、プルーン、イチゴ、ブドウなど

・カテキン…緑茶、りんごなど

・香辛料…カレー粉(ターメリック)、ケチャップなど

・イソフラボン…大豆製品(豆腐、納豆)など

◎喫煙による着色

タバコのヤニもステインを生じさせる原因になります。さらに、ヤニは歯茎も変色させるので注意が必要です。

◎銀歯

銀歯が多いと歯全体が黒っぽく見えてしまいます。

また、金属が経年劣化して歯や歯茎に溶け出すと歯が黒く見えてきます。

◎加齢

年齢を重ねると歯は徐々に黄色くなっていきます。これは、加齢によって歯の表面のエナメル質が薄くなり、エナメル質の下にある象牙質の色が透けて見えるようになるためです。

◎歯石の付着

歯石がつくだけでも歯は汚く見えますが、さらに時間が経つと、最初は黄色っぽかった歯石が徐々に黒ずんできます。

◎虫歯や歯周病の悪化

ごく初期の虫歯は歯の表面が白く変色する程度ですが、だんだん進行してくると歯の内側が黒ずんできます

また、歯周病が進行すると、ピンク色だった歯茎がだんだんと紫色に変色して腫れてきます。この症状がさらに進むと、歯茎がブヨブヨになっていきます。

歯周病は歯肉炎→歯周病とどんどん進行していく病気で、痛みもないので、初期は目立った症状がなくゆっくり進行します。

そのため「静かな病気(サイレント・ディジーズ)」とも呼ばれています。

歯周病を進行させないためには早い段階での治療が必要になり、早期治療を行うためにも歯医者さんで定期的なメンテナンスが大切です。

 

歯の汚れが気になったらできること:ブラッシング

まず、自分でもできるのは歯磨きです。

ステインを除去する成分が入ったホワイトニング歯磨き粉を使って歯の汚れを取り除いていきます。歯ブラシの毛先を歯と歯茎の間にしっかりと当てて、力を入れずにていねいに一本ずつ磨いていきます。

正しい歯磨きの方法はクリニックで指導が受けられます。

歯の汚れが気になったらできること:クリーニング

毎日ていねいに歯磨きをしていても、どうしても磨き残しはできてしまいます。

歯垢を放置すると固い歯石となって歯にこびりつき、通常のブラッシングでは除去できなくなります。

 

歯科医院では専門のクリーニングを行っています。

スケーリングと呼ばれる歯石クリーニングとPTMCと呼ばれる歯垢クリーニングです。スケーリングは、スケーラー(手用、超音波)を使って行う歯石除去です。PTMC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)は、バイオフィルム(もしくは歯垢)と呼ばれる細菌のかたまりを専用の機械で除去していくものです。

歯の汚れが気になったらできること:ホワイトニング

着色汚れを取りのぞき、歯を白くするにはホワイトニングという方法があります。ホワイトニングのよさは、次のような点にあります。

 

・歯を削ることなく白くできる

・クリーニングで白くできない歯も白くできる

・短期間で歯を白くすることができる

・好きな白さに調節できる

・歯の表面をきれいにするので歯垢・歯石がつきにくくなる

 

ホワイトニングにはオフィスホワイトニング・ホームホワイトニング・デュアルホワイトニングの3種類あります。

 

 

◎オフィスホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニングです。歯の表面に薬剤を塗布し、その上から光を当てて歯を白く漂白していきます。

メリットは、薬剤が濃いので短期間で歯を白くできること、自分で行う手間がかからないこと、クリニックで行うので安心であることです。デメリットは、色の後戻りが早く起こりやすいことです。

◎ホームホワイトニング

専用のマウスピースを作り、自宅で行うホワイトニングです。オフィスホワイトニングとほぼ同じ薬剤を使いますが、濃度は薄くなります。

メリットはゆっくり時間をかけて白くしていくので色の後戻りがしにくいこと、通院の必要がなく好きな時間に行えることです。

デメリットは自分で管理して行わなければならないこと、好みの白さになるまで時間がかかることです。

◎デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングは早く歯を白くできますが、長持ちしません。一方、ホームホワイトニングは時間がかかりますが、歯の白さを長く持たせることができます。

そこで、両方のメリットを生かすよう、両者を併用するのがデュアルホワイトニングです。

まとめ

歯の色が気になったら、今はいろいろな方法で治療をすることができます。悩む前に、まずは歯科医に相談してみましょう。きっとよい方法が見つかるはずです。

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