歯周病の正しい治療法と予防ケアについて

2017年7月7日

はじめに

歯周病かな・・と思った時、みなさんならどうしますか?
歯周病は初期段階の場合、きちんと歯磨きするなどのケアだけで改善できます。
では、正しい歯磨きとはどういったものなのでしょう。
ここでは歯周病の予防ケア法や治療法についてお教えしたいと思います。
もし、歯周病が悪化した場合の治療法についてもご紹介しますので、ぜひご参考になさってみてくださいね!

歯周病が及ぼす全身への影響とは

そもそも歯周病とはお口の中だけの病気ではありません。
早期治療を行わないと全身に悪影響を及ぼすことになると言われており、その症状には次のようなものがあります。
狭心症、心筋梗塞、糖尿病、早産、低体重児出産、骨粗しょう症、誤嚥性肺炎・・など深刻なものばかりです。
これらはあくまで可能性ですが、歯周病と深い関係のある病気であることは間違いなさそうです。
特に糖尿病については歯周病の合併症と言われるほど発症リスクが高く、歯周病になると糖尿病になりやいと同時にその逆もあります。
その理由は糖尿病により高血糖になるため、毛細血管が弱くなり細菌感染しやすくなるからです。
さらに、白血球の機能が低下したり唾液の量が減るためお口の中が乾燥しやすくなり、細菌が増加しやすいからだそうです。

歯周病の予防ケア法とは

丁寧なブラッシング

日ごろの歯磨き法を改善するだけでも症状がよくなるため、ここでご紹介するセルフケア法を今すぐ実行してみましょう。
まず、柔らかめの歯ブラシを使うことが大切で、その理由は歯ぐきが腫れている時など出血が起きやすいからです。
柔らかめの歯ブラシだと歯周病の原因であるプラークを取り除ける他、歯ぐきのマッサージもできて一石二鳥ですね。
次に歯ブラシの持ち方については自分が磨きやすい持ち方でいいでしょう。
持ち方の種類にはグリップを握り締めるパームグリップとペンを握るように持つペングリップとがあります。
歯と歯ぐきの境目をきちんと磨くことも大切ですが、その理由はプラークをきれいに取り除けるからです。
境目を常に意識的に磨けば歯表面を磨くより磨き残しを防止できます。
その時、境目にきちんと毛先が当たっていることを意識しつつ軽い力でブラッシングしましょう。
なお、1か所につき20回程度が望ましいです。
歯磨きの際につける歯磨き粉についてはどこのメーカーのものがいいかより歯磨粉の量を1.5センチ程度にするのがよく、水に濡らさず乾いたままで泡立ちは控えめがベストです。
歯磨きを行った後口の中をゆすぐのは1~2回程度にとどめておき、お口の中に歯磨き粉のフッ素を適度に残すようにしましょう。

歯間ブラシを使う

歯と歯の間のプラークを取り除くのに効果があるのが歯間ブラシで、使う時には歯ぐきを傷つけないよう歯間部にゆっくりと入れ前後に数回動かしましょう。
サイズについては無理なく入れられ動かせるものがいいでしょう。
また、使った後はブラシ部分をきれいに洗ってしっかりと乾燥させましょう。

デンタルフロスを使う

デンタルフロスを使うことも重要で、歯と歯の間にあるプラークを糸を通して除去できます。
歯間部に斜めに入れながら前後にゆっくりと動かし、糸を抜く時はいったん歯ぐきの下方まで持っていき引き抜きましょう。
もし、歯ぐきに炎症がある場合には血が出ることもありますが、何度か使っているうちに出なくなってきますので心配する必要なないでしょう。
衛生上毎回新しいものを使うようにしてください。

歯周病の治療法

歯周病治療の9割はプラークコントロール

歯周病治療の9割はプラークコントロールだと言われているほどです。
プラークコントロールとは歯ブラシなどを使ってプラークが付かないようにすることで、これが完璧だと9割方治療が終ったと言ってもいいでしょう。
その理由は歯周病の原因となるプラークはお口の中で常に発生しており、それを毎日除去し続けることで改善できるからです。
いくら高額な治療を行ったとしても日ごろのプラークコントロールを行っていないと全て無駄になると言ってもいいでしょう。

スケーリング

このスケーリングとは歯の周囲についてしまった歯石を除去することで、歯石は唾液とプラークで作られ軽石のような穴があいており、細菌繁殖します。
歯石の中にある細菌はブラッシングなどでは取り除けないため、歯石ごと細菌を除去しなくてはなりません。
クリニックでは超音波の振動で砕くことで取り除いていきます。
このスケーリングによって歯石によりざらついていた歯の表面が次第にツルツルになるため、プラークが付きづらくなったり落としやすくなったりします。

歯肉剥離掻把術

もし、5ミリ以上の歯周ポケットがあるよな重度の歯周病の場合には奥まで歯石がついてしまっているため、歯ぐきの入り口から歯石を取ることができません。
なので、歯石を全て取り除くために麻酔をかけ歯ぐきを切開し歯ぐきを開いた後、歯石が見えるようにし取り除いていく必要があります。
これを歯肉剥離掻把術と言います。
歯根部は複雑な形をしているため、この治療は歯石を残さないようにできるため効果的です。
さらに、この処置と同時に歯ぐきの内部にある骨の形を整えることにより歯周ポケットを浅くできます。

歯周組織再生法

この治療法は歯の周囲の骨が極端に減ってしまっている場合、上の治療と同時に再生させる治療法です。
骨を再生させることで歯周ポケットを浅くできたりプラークが
溜まるのを防げます。
方法としては骨が減ったところにエムドゲインや人工骨を入れていきます。

最悪の場合抜歯も

さらに歯周病が末期状態でそのままだと他の歯にまで悪影響がある場合、抜歯することもあります。
クリニックではなるべく抜歯を避ける方法で治療しますが、こういった最悪の場合も想定しておくことが大切です。

まとめ

歯周病は早期発見できれば自宅でのセルフケアのみでも改善できます。
もし、不安な場合にはクリニックでスケーリングをしてもらうことで磨き残しを除去することが可能です。
歯周病は進んでしまうと治療を行うのが難しくなるのと同時に全身への悪影響もありますので、ぜひセルフケアをきちんと行いましょう。

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