大人の虫歯の原因は「習慣」にアリ?

2017年3月13日

ある日、鏡を見たら歯が黒くなっている!これは虫歯ではないか?いきなり歯が変色することにより虫歯に気づいて大慌てすることがありますね。また、歯を磨こうと冷たい水を口に含んだら、口の中にキンとした鋭い痛みが走り、歯の一部に虫歯があることに気づいたことはありませんか?

 

虫歯が進行すると歯の変色や欠け、神経が露出することによる傷みに悩まされることがあり、酷い時には歯そのものを抜くなどの大規模な治療が必要になるのです。

 

子供の頃は虫歯にならないために「甘いものを控えなさい」「歯をよく磨きなさい」と言われましたが、大人になってから「忙しいから!」を理由に歯のケアをサボっていませんか。実は、歯磨きをサボること以外にも虫歯の原因になる事柄はけっこう多いことをご存知でしょうか。

 

今回は大人特有の虫歯に繋がる「生活習慣」について考えてみましょう。

ブラッシングしていたのにどうして!?生活習慣のせいかも

きちんとブラッシングをしていたのにある日いきなり虫歯ができている。これはまったく珍しいことではありません。子供の頃によく母親に「きちんと歯磨きをしなさい」と言われて育ち、社会人生活をしながらもブラッシングを欠かしたことがないという人でも、いきなり虫歯ができていて、とても戸惑ってしまうことが実際にあるのです。

 

「ちゃんと歯磨きしているのに何で?」と疑問に思うかもしれませんね。

 

確かに、その疑問にも納得です。ちゃんと歯のケアをしているのに、どうして虫歯ができてしまうのでしょう。

 

歯のケアの第一に大切なことであり基本的なことは歯磨きです。確かにその通りではあるのですが、歯磨きさえしていれば大人の虫歯を確実に防げるということではないのです。なぜなら大人の虫歯は生活習慣によってもできてしまうことがあるからです。また、普段は健康的な口腔内環境だったのに、生活習慣のせいでがくんと急に口腔内の環境が悪化して、その環境悪化が虫歯菌の動きを助けてしまうことがあるのです。

 

大人特有の虫歯に繋がる生活習慣としては、次の3つが大きな原因として挙げられます。

 

・煙草

・お酒

・仕事

 

これって日常の当たり前のことじゃない?と思いますよね。その通りです。別にこれら自体が悪いわけではありませんが、大人の当たり前のコトが虫歯に繋がってしまうのです。だからこそ大人は子供に「きちんと歯磨きしなさい」と言いながら、自分の歯についてもきちんと考えておく必要があるのです。

■煙草が虫歯の原因に?口腔内の環境を考えて

煙草の煙は虫歯の原因になることが考えられます。煙草の煙自体が虫歯を誘引するのではなく、煙草によって連鎖的に虫歯に繋がってしまうことがあるのです。

 

虫歯のメカニズムは、虫歯菌が口腔内で酸を出し、その酸によって歯がどんどん溶かされることによって起きます。虫歯菌は口の中を汚くしておくと増え、活動が活発化する傾向にあります。煙草はニコチンなどの物質が含まれており、口の中の環境を変える要因になります。純粋に煙が虫歯の原因になるというわけでなく、煙草に含まれる物質が口腔内の環境に影響した結果として虫歯ができてしまうわけですね。

 

本来は口の中に唾液などの虫歯を防ぐ多くのものが存在しているのですが、煙草を大量に吸うことでこういった虫歯を防ぐはずの機能が弱体化してしまうこともあります。

 

子供は煙草を吸いませんから、煙草は大人だけの虫歯の原因というわけですね。なお、煙草は虫歯だけでなく、歯の着色汚れの大きな原因にもなります。

■お酒の後にケアしてる?デンタルリンスなどの併用を

お酒も虫歯の原因になる可能性があります。お酒の後は歯を磨いて寝るけど?と思うかもしれませんが、その歯を磨くまでの間にどれくらいの時間が経過しているか考えてみてください。

 

大人の飲み会は、一時間ないしは二時間以上で設定されていないでしょうか。世の中の居酒屋さんを見てみると、二時間飲み放題コースや一時間飲み放題コース、そして品数の多い飲み会コース料理がたくさん設定されていますよね。歯を磨くとしても、飲み会で二時間楽しくお酒を飲んで帰宅してから歯磨きとなると、かなりの時間、口の中が汚れたままになっていることが考えられます。歯が汚れた状態で放置されていると、どんどん口腔内の環境が悪化し虫歯の原因になります。

 

子供がジュースを飲むと、「虫歯の原因になるから早めに歯を磨きなさい」と大人は言います。同じことが大人にも言えてしまうわけです。お酒を二時間飲んだらその分だけ口の汚れは現在進行形。そのまま帰宅するのではなく、飲み会が終わったらデンタルリンスなどで応急ケアするのがいいですね。

■疲労により口の中の機能がダウン!唾液の分泌も低下

大人特有の事情である仕事。大人になると働いて家庭を支えなければいけませんから、子供にはない事情と言えるでしょう。この家庭のための仕事も虫歯の原因になることを知っていますか?

 

働いていてどうして虫歯の原因になるの?と思うかもしれませんが、よく考えていただきたいのは、仕事をすると自分のことが後回しにされるということと、疲れてしまうということ、そしてケアにかける時間が少なくなってしまうということです。

 

体が疲労していると、本来口の中を守るはずの唾液などの機能に影響があります。口だって体が疲れていると、同じように疲れているのです。

 

過労状態だと、過労を原因として頭痛などの不調が出てしまうという人だって少なくありません。疲れていると体は悪い方に向かいますから、それだけで虫歯の原因になるのです。仕事は疲労状態を作り出す最たるものですよね。仕事も大切ですが口の中も大切にしてあげてください。

■磨き残しは虫歯や歯肉炎のもと!仕事の合間にしっかり

また、仕事に追われると、どうしても仕事を優先しなければならないのが大人です。仕事で忙しいと、自分のことを後回しにしてしまいますよね。自分のこととは趣味や家庭もですが、自分の体のケアも含まれます。

 

忙しいからと昼食を食べて歯磨きをしない。食べっぱなしで口の中の汚れを放置する。こんなことはありませんか?また、食後に歯磨きをしたとしても、忙しくてばたばたしてしまい、ブラッシングが雑になってしまうことも考えられます。ブラッシングをしても磨き残しがあると、その部分が虫歯になってしまう可能性が高いのです。特に忙しいと、歯の隙間などのケアに手間がかかる部位がケアされずに残されがちになってしまい、虫歯になることが多いのです。

 

仕事で忙しい時間帯はデンタルリンスなどの併用でなるべく口全体の応急ケアをし、仕事が終わってから一日一回だけでもしっかり時間をかけて歯を磨く。これは大人の事情で虫歯ができることを防ぐために大切なことなのです。

最後に

お酒や煙草、仕事と、大人には大人の事情があります。特にお酒は付き合いという面もありますし、仕事は生活の基礎です。虫歯になるからといってやめることはできないですよね。だからこそ、デンタルリンスを持ち歩くなど、大人だからこそできるちょっとした工夫が必要になるのです。

 

休みに時間ができたら歯科医院で普段なかなかケアできない分、きちんと歯の健康診断もしてもらいましょう。大人だから忙しい!ではなく、大人だから歯もしっかりケアして、子供に見本を見せたいですね。

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