神経を抜かなければならない虫歯の治療方法について

2017年7月7日

はじめに

みなさんは歯の神経を取り除く治療を受けたことがありますか?

 

歯の神経を抜くことはあまりいいことではないというのはみなさんご存じのはずです。
ですが、歯の治療の際にどうしても抜歯しなければいけないケースもあります。
まず、どういった場合に歯の神経を取り除かなければならないのかを知っておき、必要な場合にはそのメリットや治療法などについて前もって知っておけば、役に立つはず・・。
ここでは、歯の神経を抜く必要がある場合、メリットや治療法などについてお教えします。

抜髄とは

歯の神経を取り除くことを抜髄と言いますが、虫歯が進行しすぎるとその原因菌により歯髄に感染し歯髄炎が起きます。
ですが、神経を抜くという大変な治療なのにその原因や治療の方法をきちんと理解して治療に臨む方は少ないはずです。
全ての根管治療は抜髄から始まる・・と言ってもいいでしょう。
なので、抜髄治療を適切に行わなければ何度も感染や痛みが起こり、最悪その歯の寿命を短くしてしまうことがあります。
つまり、抜髄とはどういうものかをきちんと理解した上で治療を受けることが大切なんですね。

抜髄の費用

奥歯を抜髄した場合の費用は9000円程度で保険が適用となります。
見えにくく治療しづらい治療がこんなに安く受けられるのは驚きですよね?
この場合の治療なら難易度が中程度の場合30分程度の治療が4~5回程度の通院で済みます。
ただ、歯科医師の技術のレベルによってはさらに時間がかかることもあります。

歯の神経を抜く必要のある症状とは

神経を取り除くかどうかを判断するには虫歯菌や細菌が歯の神経まで届いているかにつきます。
届いていれば強い痛みがあるはずなので、神経を取り除くかどうかを判断する材料になるでしょう。
ここでは具体的な症状についてお教えします。

1.耐えられないほどの痛みが持続してある

歯の根っこに細菌が入ってしまい、歯ぐきが腫れズキズキとした痛みがあることがありますが、虫歯菌が奥まで進んでしまい神経まで届いてしまった場合には激痛が起きることがあります。
歯ぐきの腫れのように少しずつ痛みがおさまるのとは違い持続的に激しい痛みが続くことが多いです。

2.冷たいものや熱いものがしみる

知覚過敏により冷たいものがしみることもありますが、虫歯菌によって神経が侵されている場合には冷たいものが歯に触れた時しみるのではなくかなりの時間強い痛みが続くと言われています。
さらに、知覚過敏とは違って温かいものを食べた時にもしみるようになるそうです。

神経を取るメリットとは

虫歯の進行を止めることができる

神経がある歯は歯の中の通路の役目もあるため、虫歯菌が歯の内部まで進んでしまうとその先にある骨まで侵してしまうの防止できます。

知覚がなくなる

虫歯で歯が痛んだり冷たいものがしみたりする場合でも、神経を取り除くことで全く感じなくなるのがメリットです。
ただ、抜髄することでメリットだけでなくデメリットもあるため、その両方をしっかりと歯科医師から伝えてもらった上で納得して治療に臨みましょう。

歯の神経を抜く際の痛みについて

虫歯が神経の近くまで進行してしまうと、それに抵抗しようとして炎症が起き白血球を含む血液量が増えると言われています。
その血液が歯髄を圧迫することで痛みが出ると言われています。
また、治療の際に麻酔が効きづらいことがありますが、麻酔は神経にまで到達して初めて効果を発揮するため、歯の痛みがあまりにひどい時は歯髄の中に血液が溜まってしまい、血液の流れが止まっている可能性が高いです。
なので、麻酔をかけても麻酔液を歯髄の中にある神経まで届かないので効果が出づらいと考えられています。

抜髄後はどうなるのか

抜髄した後は歯が割れないよう注意するようにします。
なので、歯髄の中に土台を作って歯を全体に覆ってしまい歯が割れるのを防止します。

歯の神経を抜く治療方法

神経を取り除くには神経の中に細菌を残さないように確実に治療することが大切で、抜いた後は痛みがなくなるため治療の途中で通院するのを止めてしまう方がいるそうです。
ですが、確実に治療を行わないとあごの骨などまで細菌が到達してしまい、また強い痛みが起きますので、治療は最後まで受けることが大切ですね。

神経を残さない

神経を取り除く治療では虫歯に侵された神経を全て除去する必要があります。
神経の管は前歯や小臼歯の場合には1、2本となっており、大臼歯の場合には4本が最大です。
全ての神経を取り除いた後取り残すことがないように処置しなければいけません。

神経の管に細菌が侵入しないようにする

唾液の中にはさまざまな種類の細菌があるため、神経を除去したり、神経の管を消毒する際には唾液に触れないよう注意することが必要です。
専用の器具を使って唾液が入らないようにし消毒する必要があります。

神経の管の形をきれいにする

神経を除去したからと言ってもそのままの状態で消毒できるわけではなく、神経の管は木の根のような複雑な形をしているため、消毒薬がまんべんなく行き届くように神経を形をきれいにして薬が確実に届くようにします。

薬を丁寧に詰める

神経の管の形をきれいにしたら、そこに消毒薬を詰めていきます。
このとき、隙間ができないようにきちんと管に詰め空気も入らないように注意します。
なお、細菌が入る隙間も作らないよう薬は密着度の高い素材が使われています。

歯を元の形に戻す

神経を取り除く治療が終ったら、詰めものや被せものを行い歯を元の形に再現していきます。
神経を取り除いて消毒することを繰り返せば痛みも消えてくるので、通院するのを止めたり通院の間隔を開けたりする方がいらっしゃるようですが、完全に治療が終るまできちんと通院しましょう。

まとめ

神経を抜いてしまっても使うことのできる体内の組織は歯だけだと言われています。
ですが、神経を取ってしまうことは歯が死んでしまうということです。
また、虫歯などがあった場合の異変を気づかせるサインを失うことにもなるため、どうしても抜歯する必要がある場合にはその後のケアをしっかりと行いましょう。
さらに、抜歯する必要がない可能性がある場合には抜歯しない方を選びましょう。

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