虫歯を予防するための正しい生活習慣とは

2017年8月1日

はじめに

歯をなくしてしまう原因は歯周病虫歯がほとんどで、虫歯を防止する最大の予防法は日ごろの歯磨きですが、ちゃんと歯磨きしているのにすぐ虫歯になることもあるでしょう。
そんな方は生活習慣を見直すことで虫歯を減らせるかもしれませんよ?
ここでは虫歯を予防するための生活習慣や正しい歯磨き方法についてまとめてみました。

虫歯ができるメカニズム

われわれのお口の中には虫歯の原因となる細菌が常に棲んでおり、その数はなんと300種類以上もあると言われています、。
この細菌そのものは悪くはないのですが、食べ物のかすに含まれている糖分を取り込むことによってプラークが作られます。
このプラークとは食べもののかすのことではなく、虫歯の原因となる細菌の塊のことで、食後8~24時間でプラークが作られると言われています。
このプラークは歯の表面に付き、糖分を栄養として増え続けます。
さらに、プラークは歯を溶かす酸を放出し、歯の表面を覆っているエナメル質は酸に弱いため溶けやすくなります。
歯の奥へと菌が進行していき、象牙質から神経、歯根部に達してしまいます。
この歯根にまで達してしまった虫歯菌によって歯根の根元に膿ができることもあり、さらに放っておくとあごの骨まで細菌感染してしまい歯髄炎という症状になったり、血管を通って重篤な全身の病気になることがあります。
さて、歯石とはプラークが死んで石灰化したもので、歯と歯の隙間や歯の表面にこびりつくので、歯磨きだけでは取り除けません。
歯石があるところにはプラークが特にたまりやすいため、クリニックで取り除いてもらうしかありません。
われわれのお口の中は常に弱酸性に保たれていますが、いったん口の中に食べ物が入ると酸性に傾きます。
こうなると、歯のエナメル質からカルシウムが溶ける脱灰という状態になり、虫歯になりやすくなります。
この中性へとお口の中を戻そうとする役目を唾液が担っており、唾液は酸性になったお口の中で流れ出たミネラル分を修復するための再石灰化を促します。
つまり、唾液の分泌が少ない方はお口の中が酸性に傾きやすく虫歯になりやすいわけですね。

虫歯になりにくい生活習慣とは

・だらだらと食べない

虫歯になるメカニズムをお分かりいただいた上で、生活習慣のポイントをご紹介します。
まず、食べたり飲んだりする回数が増えるとお口の中が脱灰になる状態が長くなるため虫歯になりやすくなります
たとえば、同じ量のおかしを全部一度に食べる人と分けて食べる人では一度に全部食べる人の方が虫歯になりやすいというわけですね。
つまり、食べる量ではなく食べる回数と虫歯になることとが深く関係している・・ということです。
虫歯にならないようにするには時間を決めて食べたり、回数を減らしたり、規則正しい食生活を送ることが重要です。

・寝る前に歯磨きを行う

寝る前は唾液の量が減ってしまうため、お口の中の細菌が増えやすくなっているため、寝る前にはきちんと歯磨きを行いましょう。

・歯磨きができない場合はうがいやガムでもよい

できれば食事をするたびに歯磨きをしていただきたいですが、外出先などでは歯磨きできないこともあります。
そういった場合にはうがいをしたり、キシリトール入りのガムを噛んだりして唾液の分泌を促し、歯の再石灰化を促進しましょう。
もし、食後に歯磨きできない場合でも寝ている間は唾液の分泌量が減少しますので、できるだけ寝る前には歯磨きを行いましょう。
歯ブラシ以外にも糸ようじや歯間ブラシも併用することで効果が高まります。

・たばこをやめる

たばこを吸っている方はそうでない人と比べて虫歯になりやすいと言われています。
たばこを数本吸っただけでも1日に必要となるビタミンCの量を破壊してしまうそうで、歯ぐきはビタミンCが足りなくなるとプラークが付きやすくなり、虫歯ができやすくなります。
プラークや歯石に加えてたばこは口の中が乾燥しやすくなるため歯周病や虫歯になりやすいです。
また、たばこを吸うと酸素の濃度が下がるため血行が悪くなるそうです。
歯周病や虫歯治療を行っても、たばこを吸わない人と比較して効果が激減すると言われています。
さらに、たばこを吸っていなくても近くに吸っている人がいてその煙を吸うことによっても虫歯になると言われているため、小さいお子さんがいるご家庭などでは気を付けるようにしましょう。

・おやつは食事とセットにする

甘いおやつは虫歯になりやすいイメージがあるでしょうが、甘いおやつを食べるタイミングを変えれば虫歯になるのを防止できます。
その方法は食事とセットで食べることで、その上食後にお茶や水で口の中をきれいに洗い流し酸を作らないように工夫しましょう。

虫歯予防に効果的な歯磨き法

虫歯を防止するためには効果的にプラークを除去し虫歯菌をなくすことが大切で、そのためには正しい歯磨きを行うことが重要です。
プラークは歯と歯ぐきの間に溜まりやすいため、歯ブラシを歯の表面に直角に当て、歯ぐきにも当たるように歯磨きを行いましょう。
また、歯ブラシを5ミリ程度に小刻みに動かすようにしてていねいに1本1本磨いていきます
プラークは歯と歯の間にたまりやすいですが、歯ブラシだけでは届かないため、歯磨きを行った後はデンタルフロスを使って歯と歯の間もきれいにしましょう。
歯磨き粉はさまざまなものが販売されていますが、虫歯を防止するにはフッ素の入ったものがおススメです。
フッ素には虫歯を防止したり、虫歯菌の活動を抑制する効果がありますが、、フッ素入りの歯磨き粉を使用してもうがいを何度もしてしまうとせっかくのフッ素が洗い流されてしまいます。
歯磨き後に口をゆすぐ時は歯磨き粉の味が残るくらいにしておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
だらだらと1日に何度も食事やおやつを食べたり、甘いものを何度も食べたりするのを止める、たばこを控える、よく噛んで食べる、正しい歯磨き法を行う・・など、生活習慣を改善することで虫歯を防止できます。
ぜひ、今すぐできることから始めてみませんか?
そうすれば、虫歯を防止できるだけでなく全身の健康維持にもつながるはずですよ!

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