お母さんからこどもに虫歯がうつる?妊婦さんが知っておきたい虫歯の話

2017年9月5日

はじめに

みなさんは赤ちゃんの虫歯はお母さんなど家族からうつるということをご存じでしょうか?

虫歯は放っておいても勝手に治るものではなく、重くなればなるほど治療に時間もお金もかかります。
赤ちゃんの場合、乳歯が虫歯になってしまうと永久歯にも影響がでますが、自然に虫歯菌がお口の中で発生しないと言われています。

その原因は大人から虫歯菌がうつることによるものです。

そこで、ここでは赤ちゃんに虫歯菌がうつるしくみや虫歯を予防する方法をご紹介します。
妊婦さんもそうでない方もぜひ知っておいて下さいね!

虫歯の原因菌とは

お口の中にはなんと300~400種類もの菌が棲んでいますが、この中でも虫歯になる原因となるのは2つしかないと言われています。

一つ目は誰もが知っているミュータンス菌で、これによって酸が作り出され、エナメル質という歯の表面の硬い物質を溶かしてしまいます。
歯の表面にこのミュータンス菌が付いて酸を溶かすことで、歯はどんどん弱くなっていきます。

もう一つはラクトバチラス菌という菌で、乳酸菌の一つで腸内環境をよくする菌として知られています。
ですが、この菌が弱くなった歯に付いてしまうと虫歯が進行しやすくなります。

つまり、ミュータンス菌で歯が溶かされ、ラクトバチラス菌によって虫歯が進行するというのが虫歯のメカニズムです。

乳歯の虫歯の特徴

エナメル質という組織によって歯の表面は守られており、これが溶けて虫歯になります。
乳歯は特にエナメル質が柔らかく、酸や細菌に対しての抵抗力が弱いので虫歯になりやすいと言われています。

さらに、いったん虫歯になると永久歯より進行するのが早いのも特徴で、1本でも虫歯になるとすぐに他の歯も虫歯になってしまうということもあります。

歯のエナメル質の下には象牙質というものがあり、エナメル質を支えています。
象牙質には歯髄という神経があり、刺激から歯の神経を守るようにエナメル質や象牙質が存在するといったイメージです。

ですが、赤ちゃんの歯はこのどちらもが非常に薄いので虫歯になりやすいのが特徴です。

赤ちゃんは言葉を発せないため痛みがあっても伝えることができないので、家族が気づきにくく虫歯を見つけるのが遅れてしまいます。

乳歯が虫歯になると

乳歯が虫歯になってそのままにしておくとどんどん進行してしまい歯の根っこにまで達しますが、そこに膿が溜まっていきます。
それによって次に生えてきた永久歯にも虫歯になってしまうということになります。

よく、乳歯は永久歯に生え変わるから虫歯になっても構わないということを言う方がいますが、それは間違いできちんとケアしてあげることが大切です。

家族がきちんとケアをしてあげ、定期的に検診に連れて行ってあげるようにしましょう。

赤ちゃんを虫歯から守るには

では具体的に、赤ちゃんを虫歯にしないためにはどうすればいいのでしょうか?
ここでは赤ちゃんを虫歯にさせないためにできることをご紹介します。

・家族も虫歯治療を行う

赤ちゃんへ虫歯をうつくしたくないからと言って、日ごろのスキンシップを避けるのは考えものです。
虫歯菌を赤ちゃんにうつさないようにするため、家族も虫歯治療を行いましょう

具体的にはクリニックで歯石を取ってもらい、フッ素塗布をしてもらうだけでもかなり違いが出ます。

さらに、妊婦さんは虫歯が進みやすいので安定期になったらクリニックで一度定期検診を受けることが大切です。

最近では妊婦さんでも虫歯治療を行ってくれるクリニックが増えているのでチェックしておきましょう。

・だらだらと食べない

お口の中にいつまでもものが入っているままだと虫歯になりやすいと言われています。

子どもが小さいうちは食事の時間が一定ではありません。
また、おやつの時間が決まっていないとだらだら食べがちです。

ですので、虫歯菌の繁殖を防止するためにも食事やおやつの時間をきちんと決めておきましょう。

さらに、食事やおやつの後はうがいをするようにしましょう。

余談として、虫歯になりにくいおやつをご紹介します。

糖分が少ないおせんべいなどはおすすめで、おやつで栄養が摂れるお芋などをふかしてみるのもいいでしょう。
また、キシリトールが入ったラムネなども虫歯予防に役立ちますよ。

・1日に1回は歯磨きを丁寧に行う

お子さんの歯は1日に最低1回は丁寧に磨いてあげることが大切です。

歯ブラシを選ぶ時はお子さんの年齢に応じたものを選んであげましょう。
お口に合っていない歯ブラシを使っていてはうまく磨けるものも磨けません。

また、キシリトール入りのガムなどを噛むことで唾液の分泌が促進され、お口の中を清潔に保つことができます。

・クリニックで検診を受ける

お子さんが学校に行くようになれば定期的に歯科検診がありますが、それまでに虫歯になってしまうお子さんも多いです。
ですので、歯が生え揃ったらクリニックに連れて行くようにしましょう。

小児歯科が近くにあればいいですが、一般の歯科でも特に問題ないでしょう。

虫歯予防のためフッ素を塗布してもらうことで虫歯になりづらくなりますし、虫歯を早期発見できます。
特に奥歯は虫歯になりやすいと言われているため、奥歯が生え揃ったら定期的に検診を受けさせるようにしましょう。

クリニックに慣れていれば、いざ虫歯治療になった時にもスムーズに治療が行えるのでおすすめです。

まとめ

お子さんの虫歯はお母さんなど家族からうつるということをお分かりいただけましたか?

お子さんの虫歯を防止するには歯が生え揃った時からケアを始める必要があります。

永久歯になる前からケアしておくことで、その後の歯の状態が変わってくると言ってもいいほどです。
歯磨きをしっかりする以外にも、おやつの食べ方など、日ごろの生活習慣をきちんとつけておくことで大人になってからも歯を守ることができます。

何より、生まれた時は虫歯菌がない赤ちゃんに家族から虫歯菌をうつさないことが大切です。

ご家族皆さんで協力していただき、赤ちゃんを虫歯から守ってあげて下さいね!

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