歯磨きしているのになぜ?虫歯になってしまうメカニズムと正しい予防法

2017年11月6日

はじめに

誰でも虫歯にはなりたくないもの。
虫歯になると痛みがあったり、治療の時に痛かったり・・と、いいことなど何もありません。
ある調査によれば、日本人で虫歯になった経験がない人は5パーセント程度だそうです。
また、歯を失ってしまう原因の1つは虫歯でポピュラーな病気にも関わらず、あまり詳しく知られていないのが実情です。
と同時に、虫歯はきちんと理解していれば防ぐことができる病気です。
ここでは虫歯のメカニズムや正しい予防法などをお教えしますので、今後虫歯にならないためにもご参考になさってみてください。

虫歯のメカニズム

虫歯とはお口の中の細菌が糖分を栄養にして産出した酸により歯が溶かされてしまう病気で、ミュータンス菌が主な原因菌です。
このミュータンス菌は私たちが食事などで摂る飲食物の中の糖分をえさに増え、その際に菌の周りに粘着性の高いグルカンという物質を作り出します。
この物質によりさらに菌はより強力に付着してしまいさらに多くの菌の集合体ができますが、これが歯の表面に付いたものがプラークと呼ばれるものです。
プラークの中は酸性になってしまい、歯の表面から歯の成分であるカルシウム分やリンなどが溶け出し、これが続くと最終的に歯に穴があき、虫歯になる・・というメカニズムです。
ミュータンス菌はどんな人の口の中にもいる菌ですが、増やさないようにすることや酸性に酸性に傾かないようにすることで虫歯を予防できます。

ご自分でできる正しい虫歯予防法

1.虫歯菌が増える前に歯磨きする

寝る前の歯磨きが1日のうちで最も重要だと言われています。
その理由は寝ている間は虫歯菌が活発になり、唾液の量も減ってしまうため虫歯になりやすいからです。
ですので、昼は身だしなみのために、夜は虫歯を予防することを意識して歯磨きを行いましょう。

2.正しいブラッシング法

ほとんどの方が歯ブラシを動かす距離が長すぎると考えられます。
5ミリ程度の細かい動きが最もプラークが落ちると言われており、いっぺんに磨こうと大きく動かしても意味がありません。
逆に手間がかかってしまい効果もないため、小刻みに動かして磨くようにしましょう!

3.デンタルフロスを併用する

歯ブラシだけでは6割程度、デンタルフロスを使うと2割程度の汚れを除去できると言われています。
虫歯の多くは歯と歯の間からできると言われているため、このデンタルフロスを使うことはかなり効果的だと考えられます。
ぜひ、歯磨きの際にはデンタルフロスを併用するようにしましょう。

4.歯磨き粉の量を少なくゆすぎは軽く

現在売られている一般的な歯磨き粉にはフッ素が配合されており、このフッ素によって日本人の虫歯の数は減ってきたと言われています。
フッ素をお口の中にできる限り残すため歯磨き粉の量を少なめにし、ゆすぎは少なく歯磨き粉の味がお口の中に残る程度にすると効果があります。

5.1日1回はフッ素洗口液を使う

虫歯になりやすい高齢者やお子さんには寝る前にフッ素洗口液を使うといいでしょう。
また、歯磨き粉の味がどうも・・という方にもおススメの方法です。
クリニックで売られているフッ化ナトリウム洗口液なら無味無臭なのでぜひ使ってみて下さいね。

6.健康的な食事を心がける

歯は食事や間食のたびに虫歯菌が酸を作り出すため歯を溶かし出します。
唾液によって溶け始めた歯は元に戻ると言われていますが、間食が多い方やだらだらと糖分の多い飲食物を摂っている方は歯が溶け続けるため虫歯になりやすいです。
ですが、健康的な食事を送ることで虫歯を防ぐことができます。

7.キシリトール入り製品を利用する

仕事や学校などで歯磨きをするのは難しいです。
虫歯予防のためには当然した方がいいに決まっていますが、どうしてもできない時にはキシリトール入りの製品を摂るようにしましょう。
虫歯の発生を防止したり、進行を抑える効果があるそうです。

クリニックで行う虫歯予防

1.虫歯のチェック

虫歯は歯と歯の間に最もできやすいと言われています。
また、いったん治療を行ってもそのわきから新しい虫歯ができることもあるため、プロの目で虫歯になっていないかどうかをチェックしてもらいましょう。

2.歯ぐきのチェック

歯周ポケットが深ければ深いほど歯周病になりやすいと言われています。
どの程度の深さがあるのかクリニックで診てもらうといいでしょう。

3.ブラッシング指導

歯の正しい磨き方はその方の歯磨きの癖や歯並びによって違うため、一人一人方法が変わってきます。
ご自分に合った歯ブラシや補助アイテムなどの使い方をクリニックで指導してもらうといいでしょう。

4.プラークの染め出し

プラークは歯周病や虫歯の最大の原因と言われていますが、これを完全に取り除くことは困難です。
どこにプラークが付きやすいか、染め出し液を使ってチェックしてもらいましょう。

5.プラークを取り除く

歯ブラシだけで取り除けなかったプラークは歯周病や虫歯の原因となるため、早めにクリニックで取り除いてもらうことをおススメします。

6.粘膜のチェック

お口の中や唇、舌や口角などの粘膜に炎症が起きるのはお口の中やその周囲に原因があるものと、全身によるものがあります。
また、お口の粘膜の以上は最悪口腔がんの原因になるとも言われているため、日ごろからお口の中をきれいに保つと同時にクリニックで定期的にお口の粘膜の状態を診てもらうようにしましょう

7.歯石を除去する

歯石は歯ぐきを圧迫するなどするため、歯周病の原因になります。
ただ、歯石をご自分で取り除くのは難しいので定期的にクリニックで取り除いてもらうようにしましょう。

8.カウンセリング

まとめ

歳を取っても虫歯にはなりたくないものです。
そのためにも虫歯のメカニズムを理解し、虫歯になりにくい生活を行ったり、正しい予防法を行うことが重要です。
ここでご紹介した虫歯の予防法をぜひ実践していただき、虫歯とは縁のない生活を送ってくださいね!

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